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食養生

冬には黒い食べものを

漢方ではそれぞれの季節に色があり、
冬の色は「黒」となっています。
 
色以外にも冬に関りの深いものがあり、
例えば五臓でいうなら「腎」です。
 
腎は人の土台となるようなところ。
腎は生長やホルモンを司り、腰、膝、骨、歯、耳に繋がります。
腎が弱ると
腰が曲がり、膝が痛み、骨がもろくなり、歯が抜け、耳が遠くなります(耳鳴りがする方も。)。
 
つまり腎が弱くなる=老化する ということ。
 
また、腎を弱らせる大きな要因は”冷え”
とくに下半身の冷えは腎に大きな負担をかけます。
腰から下を冷やさず、お風呂でゆっくり温まってくださいね。
 
その腎を強化する食べ物が黒いもの!そして鹹味(塩辛い味)!
 
寒さに弱い腎を補強するべく、冬には黒い食べ物を積極的に取ることが大事なんです。
 
黒いものと言えば、
黒豆、黒ゴマ、黒米、黒きくらげ、のり、昆布、牡蠣、海老、くらげ 
→ざっくり言うと 黒いもの と 海産物 です。
 
昆布やかつお、いりこで出汁を取った味噌汁や、鍋でもOK!
魚を食べる、いろんなものに黒ゴマを振りかける、
ご飯を食べるときは海苔を巻く
 
こんなことでも大丈夫!
冬は積極的に黒い食材と鹹味を摂ってみてください。

ヨーグルトで腸活?

最近はやりのヨーグルト。
抗アレルギー効果があるとか、腸内環境が整うなどの理由で様々なものが出ていますね。
 
腸内細菌について少しだけ。
腸内細菌は100兆~1000兆個存在しています。
 
実は、お腹にいるときは腸内細菌なんて1個もいないんです。
最初の腸内細菌の獲得は、お母さんの産道を通るとき。
このときに必要な細菌をお母さんからもらうのです。
 
外の環境と接触したり、母乳をもらったり、いろんな人に抱っこしてもらったり…
 
さまざまな経路で微生物が感染し、腸内細菌や皮膚、気管支粘膜などの常在菌となります。
 
腸内細菌は
善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7
 
日和見菌は普段はどっちつかずの菌ですが、勢力が大きい方に流されます。
お肉ばっかり食べて、悪玉菌が多くなると、日和見菌も悪玉菌に加勢して腸内環境は悪くなり
ガスは臭くなります。
 
さて、腸内細菌ですが冒頭でもお話ししたように100兆~1000兆個。
腸管内にひしめき合って存在しています。
 
最近人気のヨーグルトの中には乳酸菌が40億個、100億個と入ったものがありますが、
100億入っていたところで、腸内に100兆個の腸内細菌が存在していればたった0.1%にすぎません。
 
これでは腸内環境を変えるには少なすぎますね。
 
ある乳酸菌メーカー(ヨーグルトの会社ではない)の話では、
腸内環境に影響を与えるほどのヨーグルトを摂るには
1日ドラム缶1本のヨーグルトを毎日食べなければいけないと言っているところもあるようです。
 
んーーーーーーー。。無理。
 
日本人の腸内環境を変えるには、やはり日本古来のものが一番。
何百年も前から使っている醤油樽や、味噌樽にはたくさんの菌が住み着いています。
それは日本の風土に合った菌。つまり日本で育った私たちの腸内にも住み着きやすい菌です。
 
腸内環境を考えるのなら、まずは和食中心の食事に変えることをお勧めします。

1月7日は七草粥

1月7日は春の七草を刻んで入れた「七草粥」を食べます。
 
これは、万病を除くおまじない。
豪華なおせち料理で疲れた胃腸を休め、野菜が不足しがちな冬場に栄養を補うという意味もあります。
また、今年も家族みんなが元気に暮らせますようにとの願いも込められています。
 
七草は早春に、いち早く芽吹くことから邪気を払うと言われ、
無病息災を祈って七草粥を食べていました。
昔はおまじないのひとつとして、まな板の上でトントンと草を刻む回数まで決められていたようです。
 
七草はこちら
・芹(せり)
・薺(なずな)
・御形(ごぎょう)…ハハコグサのこと
・繁縷(はこべら)…ハコベのこと
・仏の座(ほとけのざ)
・菘(すずな)…カブのこと
・蘿蔔(すずしろ)…大根のこと
 
一口で10歳、七口で70歳若返るという逸話もあるらしいです 笑。
せめて一口は食べたいですね!!

おせち料理と薬膳

今日は12月31日。2018年最後の投稿となります。
明日は2019年元旦ということで、今回はおせち料理についてのお話です。
 
日本のおせち料理は、ただの豪華な料理ではないんです。
おせちは「家族みんなが1年間、健康で暮らせますように」という願いが込められた縁起の良い料理。
元旦から三が日、家族でおせち料理を囲むことで、お互いの健康長寿・無病息災を祈るというのが
古くからの習わしです。
 
◎屠蘇(とそ)…邪気を屠り、心身を蘇らせる
お屠蘇は、元々薬草酒。
胃腸を元気にするものや、身体を温めるものが配合され
年末年始に疲れた胃腸をねぎらい、寒い冬に備えるという意味が込められています。
 
◎黒豆
薬膳では黒色の食材は身体の土台である「腎」を強くする働きがあると言われています。
成長や発育を円滑に進めたり、アンチエイジングの効果があるとされています。
また、胃腸を元気にする働きもあります。
 
◎栗きんとん
きんとんは金団と書き、金運を呼ぶ縁起物とされています。
胃腸を元気にする働きや、黒豆同様「腎」を強くする働きもあります。
くりには身体を温める働きもあります。
 
◎海老
長いひげや、曲がったその形から長寿でいられますようにとの願いが込められています。
海老も「腎」を強くする働きがある食材であり、身体を温める働きもあります。
身体を温めるにら、にんにく、チリソースなどと合わせて体を温めるメニューも冬の薬膳には多いです。
 
◎筑前煮
将来の見通しがきく れんこん
子芋をたくさんつけるので子孫繁栄の縁起物 里芋
土の中で根を張り、末永い幸せを祈願する 根菜類
じっくりと炊いているので、胃腸をいたわってくれます。
根菜類は身体を温める効果があるので、冬にはおすすめです。
 
ほかにもいろいろなメニューがありますが、おせち料理は薬膳的に見ても胃腸をいたわりながら
腎を強くする効果の高い食材が多め。(腎を強くする=アンチエイジング)
暴飲暴食を避け、年に一度のおせち料理を楽しんでくださいね。

棗 なつめ

生の棗(なつめ)は見たことがありますか?
 
棗は漢方でよく使われる生薬のひとつで、漢方では大棗(たいそう)と言います。
見かけることがあるのは、赤いしわしわっとした実の棗。
 
写真は両方とも生の棗なのですが、
左側の写真のものが、収穫したてで、白い部分が多く残っています。
棗は赤く色づき始めた頃が収穫の目安。
収穫後、日が経つとともにさらに赤くなってきます。(写真右)
 
これを乾燥させたものが、よく見る棗です。
 
生の棗は食感はりんごによく似ています。
味もりんごに近いのですが、甘味・酸味がりんごより少し薄め。
私はこのほんのりした甘味が大好きで、中国に研修に行ったときには
スーパーで買ってよく食べています^^
小腹が空いたときのおやつにも最適!
 
棗は、胃腸に元気を与えてくれるので、食欲不振や、軟便・下痢が続いている人におすすめ。
血液の不足(血虚と言って、漢方独特の考え方です。)によって精神的に不安定になりやすい方にも!!
生の棗は手に入りにくいですが、乾燥したものならネットなどで手軽に購入できます。
 
気になる方はぜひ^^
有限会社フジ調剤薬局
〒850-0035
長崎県長崎市元船町12番11号
TEL.095-824-0948
FAX.095-824-0949
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